セレクター機能付き電子ボリュームをオークションで出品していたら質問が来て、
「チャンデバを使用しています。スピーカーが４ＷＡＹなので ４つのスピーカーの音量を別々に変更できるボリュームは
つくれませんか？」と、こんな感じの内容だった。
そのときは、セレクターなので貴方が思っているものと別物だから不可能と返事をだしました。
そのあと、過去に製作したＰＧＡ２３１１の基板４枚と、セレクターの制御基板を組み合わせればできるのではないかと思い
製作してみました。
データシートを見るとこのように書かれています。
つまり、データを連続で送るとバケツリレーのように次のＰＧＡ２３１１に送られるわけです。
過去に製作したＰＧＡ２３１１のみの基板には、次のＰＧＡ２３１１にデータを送る端子と、
その場合に必要な抵抗（１００ＫΩ）を取り付けられるように設計していました。
４枚のＰＧＡ２３１１基板と、制御用基板を接続した状態です。
ＬＥＤでどのＰＧＡ２３１１基板をコントロールしているか、確認できます。
プログラムもセレクター版を少し変更するだけでした。
８ｃｈすべてコントロールできるのですが、ＬＥＤが４個しか無い、左右別々に変更する必要も余り無いので、
左右同じ音量です。基板単位での音量変更となります。
プログラムはここ、ＨＥＸはここです。（コンパイルにはＣＣＳが必要です。）
実際に音声信号を入れてテストを行い、基板別に制御出来る事を確認しました。
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